Ortensia Monocromoの革
現在公式サイトでクラウドファンディング中の
Hitoe Fold Aria -Oretensia-
Hitoe Fold Aria -Monocromo-
の表革には、これまでと大きく異なる革を採用しています。
これまでの製品はすべて植物タンニンなめしを染料のみで仕上げた革を採用していました。透明感のある表情、エイジングで増す色艶、しっとりとした手触りが特徴で、革の良さを堪能できます。その反面、傷つきやすく、水や汚れに弱いデメリットもありました。
新たに採用した革は、ホワイトタンニンという合成タンニンでなめしています。その後、染料(アニリン)で樽染めし、顔料を5回に分けて吹き付けて仕上げています。そのため、水や汚れ、傷、熱に対して強く、エイジングによる経年変化がほとんどありません。
原皮は、胴回りの背中側にあたるシングルバットを使用。原皮の中で最も繊維密度が高い部位です。またドラムの空打ちによるシボ加工を施しています。シボ加工により傷やシワが目立ちにくく、長く美しい状態を保つことができます。何より、シングルバットの繊維は繊細なため、細やかな皺の美しい表情を得ることができます。