Etretat
Origins
フランス・ノルマンディー地方、白いライムストーンの断崖が続く海岸Etretat(エトルタ)。 優しい光に包まれ、穏やかで詩的な風景が広がる海岸は、モネなどの芸術家たちも魅了してきました。その自然が奏でるシンフォニーからインスピレーションを得たカーフレザーです。
Tanning and Manufacturing
きめが細かく、上質なフランス産の雄仔牛(カーフ)の原皮を使用。クロムで鞣した後、染料(アニリン)で染め、濃淡2色の顔料で仕上げることで深みのある表情が創り出されます。傷・汚れに強く、水を弾き、ほとんどエイジングしないので、ご購入当初の表情を長く保つことができます。
Maintenance
傷・汚れ・水に強い革ですが、濡れた際はすぐに拭き取り、定期的に柔らかい布で表面の塵を取り除いてください。詳しくはこちらをご参照ください。
Colors
Limestone(ライムストーン)
ライムストーンの白亜の断崖
Sand Beige(サンドベージュ)
波内際の砂浜
Normandy Blue(ノルマンディーブルー)
グレイッシュなノルマンディーの海
Grand Blue(グランブルー)
どこまでも続く深遠なブルー
Midnight(ミッドナイト)
静謐な月夜の海
最良のオリジナルレザーを求めフランスへ
私たちがオリジナルレザーを特注したデギャーマン社(Tannerie Degermann)は、フランスのアルザス地方、ストラスブールから南へ35キロ、ブドウ畑に囲まれた街、バール(BARR)にあります。
私たちがオリジナルレザーの生産をデギャーマン社に依頼した理由。それは、彼らがフランス最古かつ最高のタンナーであり、伝統と品質への深い造詣を持っていたからです。
フランス・デギャーマン社で幾度も意見を交換し、ようやく完成したのがエトルタです。
デギャーマン社の歴史の最後を飾る
そのデギャーマン社も、時代の変化から、近隣のHaas社(同じく19世紀創業)との経営統合を選択しました。私たちの革の生産を最後に、歴史あるデギャーマンの工場は閉鎖し、ミュージアムへとリノベーションされる予定です。
デギャーマン社の歴史の最後を飾るエトルタは、伝統と情熱、技術の結晶です。彼らのクラフツマンシップとエトルタの生産は、Haas社に継承され、さらなる高みを目指します。