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防水スプレーの方法

革製品は水や汚れに大変デリケートです。水染みや汚れの付着を防ぐため、定期的な防水スプレーの使用をお勧めします。(ご利用は自己責任でお願いします)

ただし、防水スプレーを使用しても、濡れた際は革に染み込む前に速やかに水分をお拭き取りください。

防水スプレーの種類

フッ素を原料とする、革や衣料用の一般的な防水スプレーをご利用いただけます。中でも防水性が高い製品として「Collonil ウォーターストップ」を推奨します。

<使用不可>
× シリコン系
× オイル系

お手入れのタイミング

まずは新品の状態で使用すると効果的です。その後は数ヶ月に一度、定期的にお使いいただくと効果が持続します。

使用できる革の種類

SYRINXのすべての革製品に防水スプレーをご利用いただけます。特に「染料仕上げ」の革は水や汚れに大変デリケートですので、防水スプレーのご利用をお勧めします。


使用方法
1 表面にスプレーする

表面のゴミやホコリを柔らかい布や革用のブラシで取り除き、全面が湿潤となるまでしっかりとスプレーします。塗りムラによる染みを防ぐため、思い切って濡らすことがコツです。

革製品の下に台を置いて少し浮かせてスプレーすると、裏側への液剤の回り込みを防ぐことができます。指の跡がつかないよう、表面が乾くまでは触らないでください。

フッ素系防水スプレー
すぐに浸透するためムラに見えますが、一度全体を湿潤状態にしています
(例)Hitoe® Fold Aria - Foschia - Misty Iris
2 裏面にスプレーする

乾燥すると、色が元の濃さに戻りますので、裏返して同様にスプレーします。Foschiaの革は、ホワイトワックスが残った状態でスプレー可能です。濡れると溶けたように見えますが、乾燥後は再びホワイトワックスの表情が戻ります。

内部の防水スプレー
気泡がついても、しっかり濡れていれば跡は残りません
3 乾燥させる

通気の良い日陰で乾燥させてください。表面はすぐに乾いて見えますが、丸一日かけて完全に乾燥するまで使用はお控えください。

防水スプレー乾燥後
乾燥後。ホワイトワックスも元に戻ります
4 確認する

塗れた部分と塗れていない部分で、境界の色ムラがほぼ消えたら乾燥完了です。

防水スプレー乾燥後
内部の未塗布部分との色ムラも消え、元の見た目に戻りました