滑らかな質感

「滑らかな」を意味するイタリア語、Liscio(リーショ)。
銀面はスムースできめ細かく、染料仕上げによる自然な色ムラがあり、革らしい上品で味わい深い表情です。

採用したのは、9世紀初頭からイタリア・トスカーナ地方に伝わる「ヴァケッタレザー」。植物タンニンで鞣し、じっくりとオイルを染み込ませ、ほぼ永久に潤いと艶のある革質を味わえます。

ヴァケッタレザーのエイジングは、数あるイタリアンレザーの中でも際立つ存在で、見事なまでに美しく色艶が深まります。

エイジング

CamelCamel(キャメル):ラクダの毛の色。黄みがかった明るいブラウン。
ChestnutChestnut(チェスナット):栗色。赤みのあるブラウン。
TealTeal(ティール):鴨の顔の毛の色。青緑色が次第に濃く。
BlackBlack(黒):マットな表情から次第に艶のある黒に。

ナチュラルマーク

動物は生きていれば傷やシミ、虫刺されなどが付き物です。
通常の革では、顔料やエナメルでそれらは覆い隠されてしまいます。

しかし、この革は、革本来の質感や触感を大切にした染料仕上。そのため下記のような『生きた証(ナチュラルマーク)』が刻まれていることが多くあります。

これらは、天然の素材ゆえの唯一無二の個性で不良ではございません。ただ、その表情の好みは人それぞれ。希望される場合、交換を承ることも可能です。希望する場合「保証・修理・キャンセル・返品」の交換欄をご確認の上お手続きをお願い致します。

【バラ傷】

この革の元となる牛は、ストレスが少なく、健康に育つ様に、放牧飼育されています。そのため、ぶつかったり、喧嘩したりしたときの小傷、虫刺されの跡が多くあります。これらの傷痕が「バラ傷」です。自然に近い良い環境で育つほど、革質はよくなりますが、バラ傷は多くなります。

革全体に散在し、避ければ小さなパーツしか取れません。そのため、大きなパーツにはよく含まれます。

人工の素材には決してみられない、天然革ならではの個性的は表情です。

 

【血筋】

天然皮革にしかない模様、人工でなく天然である最もよく見られる証が、「血筋」です。

これは、皮膚の下の血管の痕です。銀面にうっすらと見えるものや、軽く皺として残ったもの、床面にくっきりと現れるものがあります。

【トラ】

動物の複雑な形状を、革として平らにならした時にできる長い筋目の縞模様。まるで虎のしま模様のように見えるため「トラ」と言われます。

トラは特に首筋周りに多く、この革はショルダー(肩)なので、トラが頻繁にみられます。品質的には問題なく、トラが多い背骨付近は、繊維密度が高く、革質はかえって良質です。フラットで皺のない革のほうが良質であるとは限りません。

イタリアンレザーでは、トラは革の表情を豊かにする個性として大変親しまれています。

【ピンホール】

毛穴や毛根が残ったもので「ピンホール」と呼ばれます。
特にこの革のように染色だけで表面加工をほとんどしない場合、自然の表情としてしばしば確認できます。