革について -Foschia-

霧のような表情
「霧」を表すイタリア語、「Foschia(フォスキーア)」。表革は、植物タンニン鞣しのダブルショルダーをホワイトワックス加工した革で、まるで朝もやのような表情が特徴です。使うほどに擦れて浸透し、透明感のある表情があらわれます。
使用する鞣材には、南米原産のマメ科の「タラ」の実を使用しています。
希少で高価ですが、植物タンニンの中では最も色が淡く、耐光性があります。革を通常より白く鞣すことができるため、顔料を用いず染料のみで美しい発色を実現しています。
内装は、キメ細やかな銀面のスムース革。開いたときに、外装と美しいグラデーションとなります。
エイジングについて
ショルダーは、バラ傷や色ムラ、血筋やトラ(シワ)などが多く含まれる部分でもあり、天然皮革ならではの表情を堪能できます。
オイルもワックスも十分に含まれるため、メンテナンスは特に必要ありません。
表面はデリケートで、シミや傷がつきやすいですが、よく手にとりご愛用いただくことで、色艶の深まりとともに、馴染んでまいります。





